3. KPI管理の意義
そもそも何故経営の世界ではKPIがもてはやされるのでしょうか?今回はKPI本来の意義について考えてみます。一般的にはKPIとは経営目標と現状のギャップを見るために設定されます。通常の会社では月次、もしくは週次の営業会議などでパフォーマンスを図っていると思います。しかし月末に数字が未達であると気づいても、往々にして発見が遅すぎてその月の目標を達成することは非常に困難になります。
一方、KPI管理で勝ち続ける会社で実施されているオペレーションは、日次での実績管理です。各個人が帰宅前に当日の数字をアップデートし、翌朝チーム内での朝礼で昨日までの数字を確認することで、未達の場合には早急にその場で対策を打てます。
この改善するスピードの違いが長い目で見た企業の業績に反映されます。 個人レベルの日報などは業務の無駄だと意見を多々聞きますが、このKPIに関しては目的を外さずに導入すれば、必ず貴社の業務効率を改善させることができます。従業員全員が数字に責任を持つことで戦う組織に変わる事が優れたKPI管理の目標であり、KPI管理自体の意義ともいえるでしょう。
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