8. KPI管理のステップ
成長こそが企業のガソリンであり、日々成長を認識し共有することがいかに従業員の士気に影響を及ぼすかを理解しておく必要があります。概ねSTEP4のレベルまでいくとKPI管理がうまくまわっているといえるのですが、多くの企業で計測を始めるのに手間取り、また惰性で計測しているがあまり有用なアクションプランを立てられずに、数字が改善してこないという状況に陥っています。
途中に多くの改善ステップがあるのですが、最も大事なことは従業員全員に根ざす企業文化を変えることです。人はや好きに流れるものですので、トップマネジメントのコミットメントなくしてはこのKPI管理は成功しません。全員が各自のKPIを認識し腹落ちした状態でトラックを開始し、毎朝スモールミーティングでKPIを共有しつつ、週次のKPI共有の会議を設定し、数字のギャップに対して何らかのアクションが取られている状態にする。その上で、トップマネジメント自らが率先してアクションをコミット、実行しそのプロセス可視化することが非常に重要なアプローチとなります。
KPI管理の意義は、日々目標との差分を理解することであるとご説明しました。その差分が理解できるまでにはいくつかのステップが必要となります。
1.先ずは1にも2にもトラックを始めること
2.次にその数字の意味と変化が理解できるようになります
3.次に昨日や先週からの成長を理解できるようになります
4.最後に目標達成のために目標との差分を理解し、アクションプランを立てて実行していくことで、差分を克服していくことができるようになります
KPI管理に関するご質問はお気軽にこちらまでお寄せ下さい。
Twitter @KPITrustでも随時ご質問をお受けしております。